戦略「脳」を鍛える

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戦略「脳」を鍛える


戦略「脳」を鍛える 戦略「脳」を鍛える

御立 尚資

東洋経済新報社 2003-11-14
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おすすめ平均

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★★★★★★★★☆☆



真面目にストックがなくなってきました。社会人になった時に、このブログも無理して一日一冊の感想を書かないって決めているので、無理しなくていいのですが、研修中に継続できないようならその後も続かないだろうということで、もう少し悪あがきしてみます。でもやっぱり、ストックからの感想は内容がイマイチなせいもあるのか、反応が悪いです(苦笑)

この本は、就職活動中から興味があって(コンサルに関心があったので)、読みたかったのですが値段が値段でなかなか買う決心ができないままでした。やっと、3ヶ月ほど前に買えたのですが、その頃はビジネス書に飽き飽きしていた頃で、今になりました。

ボストン・コンサルティング・グループからは多くの書籍が出されていますが、作者の御立さんの書籍は初めてです。ボリュームは200ページなのですが、ひとつひとつの内容が濃いので、それ以上の充実感を味わえること間違いなしです。しかし、この本の一番の特徴は「実践ながら読む本」だと言うことで、ばーっと読んだだけの僕にはまだまだ消化不良のようです。

前に「インサイト」という本を紹介しましたが、この本の方が前に「インサイト」について触れていました。しかも、「インサイト」の定義付けが少し違ったものになっています。言葉自体が新しいために、どちらが正しいか正しくないかを議論するよりも、作者の考える「インサイト」というものを受け入れた上で読む方が良いと思います。

インサイト」とはどういうものなのか?作者の言葉をそのまま引用すると、

勝てる戦略に必要な「頭の使い方」、ならびにその結果として得られる「ユニークな視座」

ということになります。本書はこの「インサイト」を分解、説明するために順を追って書かれています。つまり、まずはじめに「頭の使い方」について書かれ、その後、ユニークな視座を持つための工夫について触れられています。

まず、パターン化された定石・定跡を覚え込み、自然とある戦略や新聞の記事を見ながらパターンに落とし込んで考えられるレベルまで持っていきます。そして、自分ならどうするかを考えていき、覚え込んだものを自分の中で発展・進化させていきます。

基本はこの形で地力をつけながら、三つのレンズを使い分けて様々な視点から物事を捉え、考えていきます。三つのレンズは「拡散」「フォーカス」「ヒネリ」となります。レンズの詳しい内容は本書を読んでもらうのが一番ですが、大体はそのまま言葉通りの意味となります。

多くの事例を取り上げられながら進められていくので、理解することはそこまで難しくないはずです。また、事例のなかでも、一番興味深かったのはNASAの火星探索機パスファインダーの話です。目から鱗の発想で低コストで成功させたチームワークは読むだけで心がワクワクするものでした。

また、PNIルールも即実用が可能で効果の高いものだと感じました。アイデアを出す時は、P(ポジティブ)に進めていき、出し切ったあとでN(ネガティブ)に不安要素を取り除き、その上でI(インタレスティング)な姿勢でアイデアをより面白くしていく。普段から心がけていこうと思います。

最近、少し不安になることが、こんなに知識ばかりつけていては頭でっかちの人間にならないか、ということです。実際の仕事もまだまだ研修続きで実感することができていません。仕事とはもっと泥臭いものだとは頭でわかってはいても自分の体で経験してみないことにはなかなか難しいですね。

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